ご挨拶

2019年より準備を進めてまいりましたバングラデシュでの送り出し事業を、いよいよスタートさせることとなりました。この間、コロナウイルスの影響により皆様にはご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。

バングラデシュでは、この期間中も多くの学生が日本語の習得に励んでおり、新たに設立した 日本語学校 Japan Dream Academy にも数多くの学生が在籍しております。当 社といたしましては、努力を重ねている学生たちに、一人でも多く日本に渡航し、夢を実現してもらいたいと考えております。そのためにも、引き続き皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

また、バングラデシュの現状や魅力をより多くの方に知っていただくため、このたび毎月の情報紙「ドンノバ ード 」を発行することにいたしました。 ドンノバ ード とは、ベンガル語で「ありがとう」を意味します。送り出し機関として、監理団体の皆様と共に実習生を支える一助となれるよう、現地の文化や生活の様子をお伝えしてまいります。

Kaicom Dream Street BD Co., Ltd. Chairman & Directo 大根田 淳 / Jun Oneda

「人との距離が近い国、バングラデシュ」

バングラデシュは、日本と比べると人との距離が近い社会です。例えば、バスやリキシャに乗ると、隣に座った知らない人が気軽に話しかけてくることがあります。市場で買い物をすると、店員が商品を売るだけでなく「今日はいい天気ですね」と世間話を交わすのも日常です。初対面でも自然に打ち解けられる雰囲気があります。
また、家族や地域社会とのつながりが非常に強いのも特徴です。村で結婚式や不幸があると、親戚や近所の人々 300人以上が参加することも珍しくなく、総出で料理や接待を手伝います。助け合いの精神が生活に深く根付いています。

さらに、人々は柔軟でおおらかな気質を持っています。渋滞などで予定がずれることがあっても、互いに理解し合い、落ち着いて対応する
姿勢が根付いています。こうした寛容さは、多文化環境での協調性や適応力として、日本での就労にも活かされます。
私たちは、こうした文化的背景を理解したうえで、日本で活躍できる人材を育成し、安心 して受け入れていただけるよう教育をおこない支援しています。